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図2−1−10 大都市市民の生活行動時間(行動者平均)

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資料11991年「社会生活基本調査」(総務庁)
注:平日(月〜土)、男女計。

 

(3)仙台市民の環境に配慮した生活行動
仙台市民の環境に配慮した生活行動については、市が行った「市民の身近な環境とライフスタイルに関する調査」(1995年)等によってうかがうことができる。これらの調査によると、生活環境等に関する市民の意識は既に高く、その日常生活行動においても、「空き缶等を分別収集に出す」ことや、「不要な照明はこまめに消す」、「歯磨き洗顔などのときに水を出しっぱなしにしない」ことでは、「常にしている」市民が4〜5割、加えて「できるだけしている」市民が3〜4割に達している。これらの環境配慮行動のように、その行動が比較的容易に実行でき、また省資源や省エネルギーに結びつく行動に関しては、実行している市民の割合が大変高い状況にあることがわかる。
他にも「電化製品や家具類は修理して長く使う」、「風呂の残り湯は洗濯や掃除に使用する」、「トイレットペーパーは再生紙の物を購入する」、「省エネルギー型電化製品を購入する」、「駐停車の際は、できるだけエンジンをかけっ放しにしない」という環境配慮行動を、「常にしている」、「できるだけしている」合わせて各6〜8割の仙台市民が実行している状況である(図2−1−11)。
環境配慮行動の中でも特に、過剰包装を断る、また古新聞などを資源回収に出す等の、ゴミを減量することに役立つ行動(ゴミ減量行動)の実施状況(1994年)は、「必ずそうしている」市民が15.7%、「たいていそうしている」市民が60.6%で、つまり、約4分の3の市

 

 

 

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